製品概要

Summary

HRCおよびHRC(ST)には、
使用温度によって、基材の異なった3種類があります。

  • HRC酸化クロム500℃~1350℃
  • HRCⅡ還元酸化チタン500℃~1350℃
  • HRCⅢ炭化ケイ素500℃~800℃

省エネルギー効果大の熱放射コーティング材HRC製品概要

HRC

使用用途

鉄鋼、金属、非鉄金属、石油化学関係
電気、自動車、窯業関係

物理/化学的性質

外観等 黒色粒
沸点 ―℃
揮発性 なし
耐火度 SK37以上
比重(塗料状態) 1.8
溶解度 水 不溶
蒸気圧 ―Kpa(20℃)
融点 2130℃
分解点 なし
熱間線膨張率 0.8~0.9(1000℃%)
急冷熱抵抗性
塗布時と未塗布時の輻射率

塗布時と未塗布時の輻射率

HRCを塗布した際の輻射率は表のような形になります。
HRCを塗布した場合、幅広い温度帯で安定した輻射率を維持し、また未塗布と比べ、高温度域では輻射率に大きな差が見られます。

テストピース加熱と温度の経時変化

テストピース加熱と温度の経時変化

HRCを塗布した場合と未塗布の場合では温度の上昇率が大きく異なります。
HRCを塗布することで、少ないエネルギーでも効率よく温度を高めることが可能となり、省エネルギー化にも一役買っているのがHRCなのです。

性状と容量および荷姿

性状と容量および荷姿

性状
輻射率(ε):0.90以上
粒度:250~350メッシュ(全通)
最高使用温度:1,650℃

容量および荷姿
20kg、プラスチック製ペール缶入り、段ボール箱梱包
被加熱物が炉壁に接触する炉には使用できません

省エネルギー効果はそのままに金属にも塗布可能HRC(ST)製品概要
2018年1月 特許第6273482号 取得

HRC(ST)

HRC(ST)について

HRC(ST)は、金属にも塗布できる熱放射性コーティング材として、2018年1月19日に特許第6273482号として登録された製品です。
石油化学炉の内部チューブ太陽熱発電の集熱板にも塗布可能です。

使用用途

水管ボイラー、発電用集光管、炉内チューブ、
集熱板、石油化学関係、各種工業炉の内壁

特徴 ■超高温領域(500~1650℃)で効果を発揮します。
■水溶性で無臭、無公害(有毒ガスの発生もありません)
■低コスト
 省エネルギー効果と耐用年数から比較しても大幅なコストダウンになります。
■熱放射、熱吸収に優れ、表面塗布することにより大幅な省エネルギー効果を発揮します。
省エネルギー効果 ■水管ボイラー、発電用集光管、集熱板 5~7%
■石油化学関係の加熱炉 3~5%
■鉄鋼関係の加熱炉内壁およびラジアントチューブ 5~8%
輻射率 0.93(1,000℃)
0.89(710℃)
容量および荷姿 必要量に応じて納入可能(プラスチック製容器)

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